授権資本制度

株式公開会社における経営者の権利のひとつ。会社設立時は発行可能株数の4分1以上を発行することが規定されており、その引受を得ることで会社設立が認められます。それ以後は、増資の必要に応じ
て取締役会の決議のみで、残りの株式の発行が認められます。


●制度導入の背景
会社に資金調達の必要が生じるたびに、株主総会を開いて新株発行を決定していては、迅速性も経営効率もよくありません。授権資本制度の導入により、発行可能株式総数の範囲内であれば、資金調達の必要に応じて株式発行が可能になり、迅速かつ機能的な資金調達ができるようになりました。